麻素材をのれんに使うメリット

  • 風通しがよく涼しげな雰囲気

    01風通しがよく、涼しげな雰囲気

    一番はなんといっても生地の素材感と見た目。麻の自然な透け感と風合いが、和やナチュラルな空間にぴったり。特に夏場は涼感を演出できます。

  • 程よい目隠し効果

    02程よい目隠し効果

    視線を遮りながらも光は通すので、仕切りとしても使いやすいです。
    ※透け感や光の通り方は生地によります。

  • 輪の雰囲気にピッタリ

    03和の雰囲気にぴったり

    伝統的な和室や和モダンのインテリアに相性抜群。居酒屋や旅館の入り口にもよく使われており、のれんといえば麻と思う方も多くいらっしゃいます。麻ならではの雰囲気は印象に強く残り、格式高い印象を与えます。

  • 軽やかで扱いやすい

    04軽やかで扱いやすい

    薄手の生地なら軽く通り抜けがしやすく邪魔にならない、使い勝手の良いのれんに仕上がります。

  • 環境にやさしい

    05環境にやさしい

    リネンは少ない水と農薬で育つ環境負荷の少ない素材。森林の約4倍のCO₂を吸収し、使用後は土に還る天然繊維としてサステナブルな暮らしに最適です。エコ志向のブランド訴求にも効果的です。

麻素材の長所と短所

天然素材として注目される「麻(リネン)」は、環境にやさしく機能性にも優れた魅力的な素材です。しかし、実際に使ってみると「扱いが難しい」と感じる方も。
ここでは、麻素材のメリット・デメリットをわかりやすくご紹介いたします。

メリットとデメリットを比較
  • 長所

    風合いと高級感

    麻特有のシャリ感や糸ムラ、植物片などが素材感を引き立て、風合い豊かで高級感のある雰囲気を演出。

    通気性や吸湿性

    麻の繊維は中が空洞の構造をしているため、高い吸水性と通気性・速乾性に優れています。

    静電気が起きにくい

    麻は帯電がしにくく吸湿性も高いため、静電気が発生しにくい素材です。

  • 短所

    シワになりやすい

    麻は硬めの繊維であまり弾力がなく柔軟性が低いことからシワになりやすい性質があります。

    縮みやすい

    洗濯等による縮みが起きやすいデリケートな素材のため、取り扱いに注意が必要です。

    価格が高い

    気候変動や供給不足により原料価格が高騰し、化学繊維や綿に比べて割高です。

当店が取り扱っている麻生地はこちら

麻とポリエステルの違い

まず、素材選びに迷ったときにありがちな疑問から解決していきましょう。麻の自然な涼しさや風合いに重点を置くのか、それともポリエステルの扱いやすさや丈夫さを優先するのか。まさに「どちらを選ぶべきか?」というお悩みをまとめてみました。少しでも生地選びのご参考になりましたら幸いです。

麻(リネン生地) ポリエステル生地
素材 亜麻という植物の茎から採れる天然繊維 合成繊維
肌触り 特有のシャリ感があり、さらっとしている 滑らかで、シワになりにくいのが特徴
吸湿性・速乾性 湿気を素早く吸収し、速乾性にも優れる 吸湿性は低く速乾性は高いものが多い
通気性 抜群 麻に比べると通気性は劣る
強度 天然繊維の中では丈夫 丈夫で耐久性に優れており、型崩れしにくい
シワ シワになりやすい シワになりにくく、お手入れが簡単
価格 高価 安価
環境 育成時の農薬等が少なく自然分解されるため環境負荷が小さめ 石油が原料かつ非分解性のため環境負荷があるがリサイクル技術も進化
その他 天然の抗菌性があると言われており、独特な光沢感と風合いがある 耐熱性・耐候性に優れており、色落ちしにくい

どちらの生地を選ぶかは、ご使用の目的や重視する特性によって変わります。

●涼しさ・肌触り・吸湿性を重視するなら、天然繊維で通気性の高い「麻(リネン)」が断然おすすめです。 リネンはシャリ感があり、吸汗・速乾性に優れ、夏にも快適な清涼感や風情を生み出すことができます。
●一方、手入れのしやすさ・シワになりにくさ・耐久性・価格の手頃さを優先するなら、「ポリエステル(化学繊維)」が最適。 ポリエステルは丈夫で型崩れしにくく、速乾性が高く、安価であることも魅力的です。
●近年では、麻とポリエステルを混紡した素材も登場しており、麻の自然な風合いと通気性、ポリエステルの耐久性と形状保持力を兼ね備えた優れた生地もございます。

目的に合わせて各素材の特性を理解し選ぶことが、快適で長く使える生地選びのポイントとなります。

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実際の生地感を確かめたい方には素材サンプルの送付も承っております。